ノイズ
ノイズに関連する設定が可能です。
ノイズには1st、2nd、3rdの独立した三つの枠があります。
それぞれの機能は全て同じで、別々の設定をしたノイズとして活用できます。
INFO
RawProperty、Keywordには_Noise***~
や_NOISE***~
というような表記を用います。***
に上記の1st、2nd、3rdが入ったプロパティ、キーワードが用意されているという意味になります。
ノイズは頂点の座標を基に生成されます。
オフセットコントロールテクスチャ*
モデルのUVを基準にテクスチャを利用してノイズの変化をオフセットします。
TIP
マスクコントロールテクスチャ
とは違いマスク機能ではありませんのでご注意ください。
真っ黒でオフセット値は0で、真っ白でオフセットは1となります。ノイズの周期はこれで一回転します。
正確にはr(赤色)を基準としています。
Property | Description | RawProperty |
---|---|---|
オフセットコントロール* | オフセットとして使うテクスチャを設定します。 | _Noise***OffsetControlTex |
Tiling* | タイリングを設定します。 | X: _Noise***OffsetTexST.x Y: _Noise***OffsetControlTexST.y |
Offset* | オフセットを設定します。 | X: _Noise***OffsetTexST.z Y: _Noise***OffsetControlTexST.w |
強さ* | オフセットの影響力を制御できます。0 にするとオフセットを無効にできます。 | _Noise***OffsetControlTexStrength |
オフセット* | スケール*
ノイズが参照する座標空間に対してオフセット、スケールを行います。サブ
が付くプロパティは複数の座標空間を参照する座標空間
がModel_World
の時に使用可能です。
通常のプロパティはモデル空間、サブプロパティはワールド空間に影響を与えます。
オフセット*
Element | Description | RawProperty |
---|---|---|
X* Y* Z* | 三軸方向のオフセットを設定します。 | _Noise***Offset0.xyz |
サブオフセット*
Element | Description | RawProperty |
---|---|---|
X* Y* Z* | 三軸方向のサブオフセットを設定します。 | _Noise***Offset1.xyz |
スケール*
Element | Description | RawProperty |
---|---|---|
X* Y* Z* | 三軸方向のスケールを設定します。 | _Noise***Scale0.xyz |
W* | 全体のスケールを設定します。 | _Noise***Scale0.w |
サブスケール*
Element | Description | RawProperty |
---|---|---|
X* Y* Z* | 三軸方向のサブスケールを設定します。 | _Noise***Scale1.xyz |
W* | 全体のサブスケールを設定します。 | _Noise***Scale1.w |
スケーリングを後にする
オフセット
、スケール
がどのような順序で反映されるかを設定します。
Value | Description | Keyword |
---|---|---|
False | スケールが先に処理されます。この場合はオフセットのずらす量は常に一定です。 | _ |
True | スケールが後で処理されます。 つまり、オフセットもスケーリングされるため、スケールが大きいほどオフセットでずらす量も大きくなります。 | _NOISE***_OFFSET_BEFORE_SCALE |
座標空間
ノイズを生成する基準となる座標空間を設定します。
Value | Number | Description | Keyword |
---|---|---|---|
Offset | 0 | モデルの中心、及びオフセット の位置を基準にします。すべての頂点に同じノイズが入ることになります。 | _NOISE***SPACE_OFFSET |
Model | 1 | モデル空間を基準にします。 ウェイト等で変形した座標は適応されます。 | _NOISE***SPACE_MODEL |
World | 2 | ワールド空間を基準にします。 | _NOISE***SPACE_WORLD |
Origin_World | 3 | ワールド空間、モデルの原点を基準にします。 すべての頂点に同じノイズが入ることになります。 | _NOISE***SPACE_ORIGIN_WORLD |
Model_World | 4 | モデル空間、ワールド空間の両方を基準にします。オフセット サブ 、スケール サブ が使用できます。 | _NOISE***SPACE_MODEL_WORLD |
VertexColor | 5 | 頂点カラーを基準にします。 | _NOISE***SPACE_VERTEXCOLOR |
シード値*
ノイズのシード値を設定します。
RawProperty |
---|
_Noise***Seed |
ノイズ値のカーブ*
ノイズ値の変化にイージングインアウトのカーブを加えます。
下にあるノイズグラフ
を参考に操作すると分かりやすいです。
RawProperty |
---|
_Noise***ValueCurve |
カーブタイプ*
カーブタイプ
を有効にするとカーブ生成の計算式が変更されます。
Value | Number | Description | RawProperty |
---|---|---|---|
False | 0 | ノイズ値のカーブ の値が大きいほど0から1への変化が急になります。 | _Noise***CurveType |
True | 1 | ノイズ値のカーブ の値が0に近づくほど0から1への変化が急になります。0になると中間の変化は確認できなくなるほど急になります。 | " |
スレッショルド(乗算)*
ノイズ値の変化を乗算します。
実際には0~1の間でクランプされ、値を増やすと0と1の状態が長くなることになります。
逆に減らした場合は0と1には届かなくなります。
RawProperty |
---|
_Noise1stThresholdMul |
スレッショルド(加算)*
ノイズ値の変化を加算します。スレッショルド(乗算)
より後に計算されます。スレッショルド(乗算)
と組み合わせて使うことで偏ったノイズ出力を作ることができます。
RawProperty |
---|
_Noise1stThresholdAdd |
ノイズカーブグラフ
ノイズの変化を視覚的に分かりやすく表示させたグラフです。
ランダム性、時間等は反映されていません。
時間乗算*
ノイズの時間による変化を乗算します。
RawProperty |
---|
_Noise1stTimeMulti |
時間周期*
ノイズの時間による変化の周期をずらします。
RawProperty |
---|
_Noise1stTimePhase |
値の周期スケール*
ノイズの周期をスケーリングします。値が大きいほどノイズの周期が短くなります。
RawProperty |
---|
_Noise1stPhaseScale |
AudioLinkの参照先
ノイズの変化をAudioLinkと連動させることができます。
Value | Number | Description | Keyword |
---|---|---|---|
Disable | 0 | 無効にします。 | _NOISE1STPHASEREFAUDIOLINK_DISABLE |
VU | 1 | AudioLinkのVUと連動します。 | _NOISE1STPHASEREFAUDIOLINK_VU |
Chrono Tensity | 2 | AudioLinkのChrono Tensityと連動します。 | _NOISE1STPHASEREFAUDIOLINK_CHRONOTENSITY |