Messy/Orbitを使ってみよう
MeshHologramの目玉機能の一つ、Messy/Orbitはメッシュを大胆に動かし見ごたえのある演出を追加します。
豊富なプロパティで細かな制御も可能ですが、少し慣れが必要かもしれません。
物は試しに使ってみる
サンプルを用意しています。Packages/MeshHologram/Materials/Messy_Orbit/Messy.mat
を覗いてみましょう。
任意のオブジェクトに付与してみると、メッシュがバラバラに飛び回っていると思います。
この機能がMessy
です。
ここでプロパティを触ってみましょう。流石にしっちゃかめっちゃかなので、この機能の強みがよく分かる演出へ変えていきます。
ジオメトリ
->Messy/Orbit
->Orbitのバラつき Y
を0に。
すると、綺麗な輪状にメッシュが並んだと思います。とてもきれいですね。
周回する回転を軸として、様々なアニメーションを取り入れたのがMessy/Orbit
の機能となります。
更にプロパティを変更してみましょう。
ジオメトリ
->Messy/Orbit
->Orbitのバラつき Z
を20に。ジオメトリ
->Messy/Orbit
->Orbitのバラつき W
を0.1に。ジオメトリ
->Messy/Orbit
->Orbitのバラつき X
を好きな値にしよう。ジオメトリ
->Messy/Orbit
->Orbit 時間乗算 Z
を30に。
波打つような表現になったと思います。
少しややこしい仕様になりますが、Orbitのバラつき Z
にはX
とY
とは違うバラつきの処理が作用するようになっています。
値が高いほど波の周期が速くなり、Orbitのバラつき W
は波の高さに対して乗算をします。
回転の制御の仕方
Orbit 時間乗算
が時間による輪の回転に作用しているのですが、これを固定して使いたいケースも多いと思います。
まずは主な回転を司る時間乗算のプロパティを0にしていきます。
ジオメトリ
->Messy/Orbit
->Orbit 時間乗算 X
とOrbit 時間乗算 W
を0に。
回転をマニュアル的に取り扱うには、Orbit 回転
を使いましょう。
周回方向に回転する他、Forward
、Right
を使うことで別の軸の回転も可能です。
他にも細かな調整が可能ですが、詳細はMessy/Orbitをご参照ください。
Orbitになったメッシュが突然画面から消える!
その現象が起きるのは、このような状況ではないでしょうか?
- メッシュの本来の位置より大きく離れている。(より広い場所に飛んでいる。)
- 視界から少しずれると見えなくなる。
これはメッシュデータが持つ描写領域のBoundsによるカリングの影響だと考えられます。
詳細はMesh Bounds Editorをご確認ください。